長崎限定 カステラ


チョッパーマンバージョン


その他バージョン

●種類

ポルトガルから伝わった南蛮菓子を元に日本で独自に発展した和菓子。ポルトガルには「カステラ」という名の菓子は無く、原型とされる菓子もカステラとは製法が少し異なる。日本におけるカステラは長崎が本場とされており、その「長崎カステラ」と呼ばれるものは、長崎県長崎市福砂屋を元祖とし、長崎県の銘菓という意味ではなく、製法が同じものを総称している。正方形または長方形の大きな型に流し込んで、オーブンで焼いた後に棹型に切る。水飴を用いているので、しっとりとした食感がある。牛乳・抹茶・黒糖・チョコレート・チーズなどを加えて味付けをする変種も多い。

この他に釜カステラ(東京式釜カステラ東京カステラ)、蒸しカステラ、カステラ饅頭、ロールカステラ、人形焼などがある。釜カステラは、「6面焼き」と呼ばれるものもあり、一つ一つの型に入れてオーブンで焼いたタイプで、水飴を用いないことからさっぱりとしており、カステラの原型に近いともいわれる。

カステラを応用した菓子としては、福島県会津若松市会津葵、愛媛県のタルト、島根県の八雲小倉、長崎県平戸市カスドース長崎県長崎市桃カステラなどがある。長崎カステラを洋菓子化したものとして銀装のカステラがある。料理としては、岡山県(主に倉敷市)の鮮魚カステラや、伊達巻もカステラの調理方法を応用したものである。このほか、宮城県沖縄県の名物として「カステラかまぼこ」と呼ばれる焼きかまぼこがあるが、それぞれに料理法は異なる。

カステラを棹型に切り揃える際に、切り落とし(耳)が発生する。これを袋詰めしたり、ラップで包んだりして、本来の製品よりも割安で販売する場合も多い。材料は本来の製品と変わらず、むしろ砂糖が蜜のように集まったり、結晶化したりして、甘みを増している場合もあり、おやつなど贈答以外の用途に購入される。長崎県では、これを牛乳などに浸して食べることもよく行われる。


●有名メーカー

1624年(寛永元年)創業:福砂屋長崎県長崎市) 「カステラ本家」を商標登録
1681年(天和元年)創業:松翁軒長崎県長崎市
1747年(延享4年)創業:上野風月堂(東京都台東区
1900年(明治33年)創業:文明堂(長崎県長崎市・東京都新宿区など) 関東地方では、カンカンダンスを踊るクマの操り人形のCMで知られている。
1952年(昭和27年)創業:銀装(大阪市中央区) 「紙の缶詰」という熱殺菌技術を開発し、カステラの賞味期限を延ばす事に初めて成功した。

wikiより