佐賀限定 呼子イカ

呼子のいか活き作りで使用されるいかは、ヤリイカと呼ばれていますが、呼子ヤリイカといえば標準和名ケンサキイカを意味しています。よく似た種類に標準和名ヤリイカがありますがまったく違う種類です。ケンサキイカにはシロイカ・アカイカ・ゴトウイカなどの地方名があります。一方、標準和名ヤリイカは地方によってササイカ・テナシイカ・メイカなどと呼ばれています。
ケンサキイカは太平洋側は三浦半島沖以西、日本海側は若挟湾以西に生息し、特に九州西岸、五島周辺で漁獲されます。耳とも呼ばれるヒレは、縦長のひし形で外套膜(上身)の長さの70%にも及び長さは35センチ、体重600グラムまで成長します。味のほうはと言うと、身が厚く心地よい歯ごたえで甘味があり、標準和名ヤリイカと比較しても格別の美味です。ヤリイカケンサキイカに比べ2本の腕が弱々しくて小さく、この違いで両種を見分けることができます。

http://www.yobuko-ika.com/top.htmlより

唐津呼子イカ検定について

唐津市呼子町は決してイカの漁獲量が日本一ではありません。
しかし、その呼子町で「イカの活造り」が生まれ、「イカの町」として有名になりました。

イカの活造り」の誕生には多くの要因があります。まず世界に多くのイカの種類がある中で、玄界灘が生食向きのイカの漁獲量が多いことです。環境の変化に弱いイカを生簀で活かすことに成功し、それに伴い漁師がイカを生きたまま漁場から持ち帰ることが出来るようになったからです。

旅館や飲食店は漁師からイカを直接買い付け、生簀にはイカが生息した海域と同じ海水を取水しています。
そのような「唐津呼子イカ」としては当たり前のことを、この検定試験を通して、地元に住む私たちも再認識し、また、皆様にも知っていただきたいと思います。
唐津呼子イカ検定実行委員会

http://www.karatsu-kankou.jp/ika.htmlより